現場を辞めると決めた日(きっかけは結婚)

転職の決断

「このままじゃ、家庭を支えられないかもしれない。」

それが、僕が現場を辞めようと本気で思ったきっかけだった。
結婚を決めたとき、嬉しさと同時に、強烈な不安が押し寄せた。
毎日のように残業、休日も呼び出し。
給料は悪くないけれど、心と体がすり減っていく。

「この働き方で、本当に幸せな家庭をつくれるのか?」
そう自分に問いかけたとき、答えはすぐに出た。
――無理だ、って。


💍 結婚を機に、初めて“将来”を考えた

それまでは、目の前の仕事をこなすことで精一杯だった。
休む間もなく現場が続き、気づけば一年があっという間に過ぎていく。
「今を生きる」ことしかしていなかった。

でも、結婚という現実を前にしたとき、
初めて“この先”を考えるようになった。

・もし子どもが生まれたら、ちゃんと家族との時間を作れるだろうか?
・この働き方を、あと10年、20年続けられるだろうか?
・もし体を壊したら、どうなるんだろう?

考えれば考えるほど、胸の奥がざわついた。


🧠 仕事が嫌いなわけじゃない。でも、限界だった

正直、現場の仕事自体は嫌いじゃなかった。
仲間もいい人ばかりで、やりがいもあった。
ただ、「この働き方のままでは未来が見えない」と感じていた。

体力に頼る仕事は、年を重ねるほどキツくなる。
いつか必ず、限界がくる。
そして、その“いつか”が思ったより近いことを、
結婚を機に、現実として突きつけられた気がした。


💬 決意の瞬間は、静かな夜だった

結婚式の準備を進めながら、
ある夜、ふと机に置かれた通帳を見つめていた。
数字はそこそこ並んでいるのに、不思議と安心できなかった。

「このお金があっても、時間がない。心に余裕もない。」
そのとき、頭の中で何かがスッと切り替わった。

「もう、変わるしかない。」

次の日、会社に辞める意志を伝えると決めた。


🚶‍♂️ 辞める決意をして感じたこと

辞めると決めてから、恐怖よりも“軽さ”を感じた。
不安はもちろんあったけど、
それ以上に、「これでやっと前に進める」という感覚のほうが強かった。

結婚は、僕にとって“逃げる理由”ではなく、
“変わるきっかけ”になった。

家族を守りたい。
そのために、自分の生き方を変える――
それは、恥ずかしいことでも、情けないことでもないと思っている。


🌤️ まとめ:結婚は、人生のリセットボタン

結婚は、環境を見直す最高のチャンスだ。
仕事、生活、価値観……すべてがリセットされる。

もし今、「家族のために働いているのに、全然幸せじゃない」と感じているなら、
それは“変わるタイミング”かもしれない。

僕にとって、結婚がリセットボタンだったように、
あなたにも、人生を切り替えるボタンがあるはずだ。
それは結婚かもしれないし、転職、引っ越し、あるいは心の中の小さな違和感かもしれない。

そのボタンを押すのは、他の誰でもない。
“あなた自身”だ。


次回は、実際にどうやって辞表を出し、
どんなリアルな反応があったのかを話します。

プロフィール
ヘルメットの重さに疲れたあなたへ。 元・現場人のシャチクン🐋とシャークン🦈が、 余裕ある生き方のヒントを語ります
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