🪶 本文
はじめに
公務員試験の勉強を始めた頃、
正直、何をやっているのか全然わかりませんでした。
数的処理の問題だけは、
なんとなく「解けるかも」と思えたけど――
法律のページを開いた瞬間、頭が真っ白になった。
さらにショックだったのは、
大学で学んだはずの土木工学の問題でさえ、
全く解けなかったこと。
「4年間、何を学んでいたんだろう」
そんな気持ちがこみ上げてきて、
机に向かいながら情けなくなった夜もありました。
分からないからこそ、諦められなかった
現場の朝は早く、帰りは遅い。
時間も体力もギリギリの中での勉強でした。
でも、不思議と“もうやめよう”とは思いませんでした。
あのとき抱えていた不安や焦りを、
勉強しながら少しでも前に進めたかった。
数的処理だけが救いだった
「これだけは、少し分かるかもしれない」
そう思えたのが数的処理でした。
図面や数量を扱ってきた経験とどこか似ていて、
少しずつ解ける感覚が楽しかった。
でも、法律・経済・行政…
知らない単語ばかりで、心が折れそうになる日も多かった。
分からない日々をどうやって乗り越えたか
最初のうちは、「今日何を勉強したのか」さえ覚えていませんでした。
それでも、テキストを開く。
意味が分からなくても、線を引く。
そうやって“手を止めないこと”を目標にしました。
「理解できなくても、続けていれば少しずつ慣れていく」
そう信じて、1日10分でも机に向かい続けました。
続ける理由は、変わりたい気持ちだけ
辞表を出した日のことを何度も思い出しました。
「もう一度、違う道を歩いてみたい」と思ったあの日を。
分からないことだらけでも、
その気持ちだけはずっと消えませんでした。
あなたへ
もし今、勉強しても理解できなくて焦っているなら、
それはちゃんと“挑戦している証拠”です。
誰だって最初は、何も分かりません。
それでも、続けた人だけが“分かる瞬間”に出会えます。
焦らなくていい。
今日も1ページめくるだけで、それで十分です。
🌱 まとめ
• 最初は誰でも分からない
• 得意な科目からでOK
• 続ける理由を忘れないこと


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